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私の目指すフレッシュマン

第7回産業論文コンクール 優良賞
小山(株)  細田 朋哉さん

1日1日を無駄にせず、毎日何か新しい学びを発見し自らの成長に繋げていく。これがフレッシュマンである今の私の目標です。
では、そのためには、毎日の仕事の中でどのようなことに注意し、どのような行動をとっていけばよいのかについて考えていきたいと思います。
一つ目は、何事にも失敗を恐れず積極的にチャレンジしていくことです。新入社員である私は、仕事内容、お客様との関わり方、また社員の方との関係など、すべてゼロから築いていかなければなりません。もちろん心配や不安はたくさんあります。だからといって、消極的な姿勢でいてはいけないと思います。
初めての経験ばかりで、失敗することもたくさんあると思います。しかし、そこで失敗を恐れて消極的になっていては大きく成長することは望めません。失敗は誰でもするものです。大事なのはその後にどのような行動をとるかだと思います。なぜ失敗をしてしまったのか、今後どのようにすれば失敗しないようにできるのかを考え、二度と同じ失敗を繰り返さないようにすべきです。また、失敗をするのなら、後ろ向きの失敗ではなく、何か新しいことにチャレンジしたことによる失敗など、前向きで次につながる失敗にしていきたいと思います。
私は、今までスポーツなどを通して培ってきたチャレンジ精神や粘り強さを活かし、積極的に行動していきます。また、サポートをしていただく先輩の知識や経験を貪欲に吸収していきたいです。そして、さまざまな失敗も糧にし、常に上を目指し一つずつステップアップしていきたいと思います。
二つ目は、常にアンテナを張って情報を得ることです。学生時代までの私は、自分が興味のあることについての情報しか持っていませんでした。しかし、社会人はそれではいけません。社会に出て仕事をすると、様々な職種の方と接することになります。その方々と上手く折衝するには、さまざまな知識や情報の引き出しが必要になってくると思います。しかし、現在の私はというと、まだまだ知識不足です。したがって、私が今すべきことは、新聞やテレビから多くの情報を得ることです。また、今は内容が理解できない先輩社員同士の会話にも耳を傾けることで、後々役に立つときがくると思います。今後もこのようなことを続け、どのような職種のお客様にも柔軟に対応できるような社会人になっていきたいです。
三つ目は、どんな仕事にも一生懸命取り組むことです。一年目なので、当然のことながら重要業務に携わることはできません。できる仕事といえば雑用などが中心となってきます。しかし、そこで嫌がらず真面目に取り組むことが私はとても大事なことだと考えます。なぜなら、私が雑用をこなすことで先輩の方々は重要業務に集中して取り組むことができるからです。さらに、雑用とはいえ誰かがやらなくてはいけない立派な仕事です。したがって私が雑用を率先して引き受け、先輩の方々が効率よく仕事をできるようにしていきたいです。また、雑用に対しても一生懸命に取り組むことが、新たな仕事を与えてもらえるきっかけになると思います。
四つ目は、より多くの方と信頼関係を築いていきたいと思います。同じ部署の先輩はもちろんのこと、他部署の先輩とも信頼関係を築くことで、様々な経験談など参考になる話を聞くことができると思います。また、自分の部署のことしか知らないのか、他の部署の業務を少しでも分かって仕事を進められるのかでは、大きく違ってくると思います。さらに、何か仕事で困ったときも、顔見知りの方が多いほうが仕事もやりやすいし、頼みごともしやすくなると思います。そのために、今私にできることは、出会う人へ元気に挨拶するなど、新人らしく明るく元気に仕事に取り組み、周りの人に好感を持ってもらえるようにすることだと思います。
五つ目は、周りの人に対する感謝の気持ちです。今までは何かをしてもらったときに、「ありがたいと思い感謝すること」が感謝だと思っていました。しかし、仕事をしていく中で、「仕事をもらったことに感謝する=仕事をもらうことが成長に繋がる」ということを学びました。先輩が一人でやれば短時間で終わる仕事も、私に教えながらだと、普段の何倍もの時間と労力がかかるはずです。しかし、私の成長のために時間を割いて教えていただけることはとてもありがたいことです。ここで、仕事を与えてもらうことに感謝し、さらに新しい仕事をもらえるように努力することが、それに応えることだと考えます。また、当然ですがお客様に対する感謝、社会人としてまだまだ未熟な自分を支えてくれる先輩社員、友人、また家族に対しても感謝の気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。
そして、社会人一年目が終わり、この一年を振り返ったときに、これらのことだけは誰にも負けないぐらい努力できたと胸を張って言えるようにしたいと思います。

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